「未来を生きる子どもたちのために本を書く」
奥会津の三島町で出版社を営む遠藤由美子さんです。
奥会津書房は、有志が集まり平成9年にスタート。
平成12年初出版の奥会津文化シリーズをはじめ、会津学シリーズを出版しています。
奥会津で自然や民族習慣、建造物、奥会津の暮らしが深掘りされて掲載されている。
内容はネットには載ってないものばかり。
さまざまな季節に奥会津で暮らしている人々に取材をし、一冊の本に1年以上をかけ、ていねいに編集を重ねる。
「暮らし」や「文化」を残したいと思う人が取材し「書き手」になる。
「だれもお金のために、書き手になる人はいなかった」
奥会津文化シリーズや会津学シリーズで大切にしていることは、
「地域の文化の再発掘」
「自然やものづくり、暮らしなど、過去から未来への継承」
「奥会津の精神性」
今後、奥会津書房では一般財団法人 奥会津FDSともに「会津学」などを制作する。
近年、奥会津でも熊が人里へ降りてくるようになった。
植林されすぎた杉、荒廃した山の環境整備等など、課題があるもののあまり課題視されない。
「奥会津の課題を、文章や写真を通じ発信しきちんと現実化していくことが大切」
「将来、奥会津で生きる子どもたちのため」
「奥会津で培われた精神性や文化を未来に残す」
「10〜20年かかっても誰かが読んでくれる本をつくる」
これが、奥会津書房の姿勢だ。
会津ブックフェアへおいでになる方々へ
「本がたくさん並んで、それを見に来てくれる人ことが嬉しい」
「非日常の本がたくさんあるから、その感動をぜひ味わってほしい」
と遠藤さんはお話になります。
福島県大沼郡三島町宮下中乙田979
電話番号 0241-52-3580