たもかく本の街

「本で只見の自然を保全」

奥会津 只見町で古本屋を営む、吉津耕一さんです。

吉津さんは主に木材加工業・不動産業をしていました。

昭和の終わり頃、海外から安い木材が輸入されてくるようになり、木材加工業は衰退する一方でした。

そこで吉津さんは、

「都会から人を呼び、只見の自然を満喫してもらおう」

「都会の人の為に別荘を作ろう」

と、新しい事業の形を見出しました。

平成4年には「古本屋」をはじめます。

吉津さんは画期的な方法で「古本」を集めます。

それは「本と森を交換する」ことです。

読まなくなった本などを集め、本の買取り金額分に相当する只見町の山林の土地の権利と交換するものです。

一つの山に、多くの土地の所有者がいると、山林の開発が難しくなり、自然が保全されるという取り組みになっています。

吉津さんは、

「自然に恵まれた只見の土地を残したい」

「土地を持ち、年に1回でも只見に足を運んでもらえる機会に」

吉津さんの想いに共感した方々が本を送ってきます。

古本は、1日にダンボール50箱ほどの日もあり、木材加工業の社員も動員して本の仕事をするほど、忙しい日々が続きました。

現在、倉庫にある古本の数は、20万冊以上。

本のジャンルごとに倉庫が分けられています。

吉津さんは、「たもかく本の街」を通じ、

「只見町に読書や自然散策など目的を持った人がより楽しむ場所になってほしい」

「只見で何かはじめたい人がいれば、本とのコラボで応援したい」

とのお気持ちで、日々の運営にあたっています。


会津ブックフェアにお越しになる方へ

「コミックや文庫本、単行本など、身近な本をいっぱい販売します」

「驚きで思わず声が出るような、面白い本に出会ってほしい」

と、みなさまのお越しを楽しみにしております。

たもかく本の町

福島県南会津郡只見町楢戸椿61

0241-82-2777